授業料以外にもお金がかかる!学費の用意は計画的に

支援制度をすべて活用し、授業料の負担を削減できたとして、進学にかかる費用は授業料だけではありません。たとえば、入学金や教材費、部活動に必要なユニフォームや道具代、通学定期代などです。授業料以外の費用についても、公立より私立高校の方が高額になる傾向があるため、しっかり計算に入れておく必要があります。専用口座を用意し、そこに児童手当を貯めていくなど、教育資金は長いスパンで着実に準備するのが安心です。

最初に触れた「子どもの教育資金に関する調査」によると、今回ご紹介した私立高校授業料実質無償化について「知っている」と回答した高校生以下の子どもを持つ親の割合は73.4%。家計に大きく影響する教育費に関する情報には、常にアンテナを張っておく姿勢を大切にしたいですね。

【参照】
ソニー生命保険株式会社「子どもの教育資金に関する調査
文部科学省「2020年4月からの『私立高等学校授業料の実質無償化』リーフレット
東京都私学財団「私立高等学校等授業料軽減助成金事業

綾瀬 あろは