年金は現役時の手取り何%を目指している?

前述の資料によると、年金の額の設定基準は現役時の手取りのおおよそ50%以上を目指しています。そして「40年拠出」、つまり年金を40年間払った前提で上述のデータが出されています。「40年間払えば、現役の収入の50%が貰えますよ」という仕組みを目指しているようですが、現実は厳しいものとなっています。

基準は夫婦2人。夫が亡くなったら?

そして、先ほどの数字は「夫婦2人」が大前提で、2人とも存命の場合です。夫が先に亡くなった場合は、遺族厚生年金が支給されます。「どれくらい貰えるの?」気になるところです。日本年金機構「遺族厚生年金(受給要件・支給開始時期・計算方法)」には「遺族厚生年金の受給権者が死亡した方の配偶者である場合、その遺族厚生年金は、①亡くなられた方の老齢厚生年金額の3/4、②亡くなられた方の老齢厚生年金額の1/2+ご自身の老齢厚生年金額の1/2の2通りの計算方法があり、いずれか多い額が支給されます。」とあります。

また、遺族厚生年金は自動的に貰えるものではありません。前述のページの「留意事項」によると「遺族厚生年金の受給権者が、老齢厚生年金、退職共済年金または遺族共済年金を受ける権利を有するときは、遺族厚生年金の支給額の決定のため、これらの年金の裁定の請求が必要です。」とあります。申請しないと一銭も貰えないのです。