老後生活における収入の主な柱となるのは、やはり「年金」です。自分がもらえる年金の「見込み額」は誕生月に届く「ねんきん定期便」で確認できますが、もし専業主婦/主夫が「足りない…」と思った場合は、どうすれば良いのでしょうか。
今回は専業主婦/主夫の年金についてみていきます。
専業主婦/主夫の年金の仕組みとは
専業主婦/主夫の年金を積み立てるパターンは2つあります。
夫/妻が自営業などで国民年金に入っている場合と、夫/妻が会社員や公務員など厚生年金に加入している場合です。前者は家計から主婦/主夫の保険料を捻出しなくてはいけません。後者は「第3号被保険者」と呼ばれ保険料の納付義務がなく、保険料は夫/妻が加入する年金制度が一括して負担します。
実際に保険料を納めていないのに、専業主婦/主夫は老齢基礎年金を受給できます。これが会社員や公務員の妻が優遇されていると批判されているゆえんですが、この記事ではその批判は置いておいて、広く専業主婦/主夫の年金を増やす方法について考えてみます。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。