誹謗中傷も配慮すれば批判に昇格できる

しかし、上述した個人的な負の感情も、少し言い方を変えるだけで「中傷→批判」に昇格できます。それは改善につながる一言を入れ、個人の感想であるとお断りをいれることです。

「この人嫌い。見たくないから消えてほしい」
→「今のスタイルは〇な点が好きになれない。個人的には▲になってくれると嬉しいんだけど」

「センスなさすぎ!もうやめたらいいのに」
→「自分は彼の歌はプロとしてはあまり上手じゃないと思う。ダンスはいいからそっちに力を入れてほしい」

こうした言い方をするなら、聞いた本人も深く傷つくことはなく、また、「個人の感想である」と前置きをすることで、受け取る側の気持ちのクッションになるのではないでしょうか。

中傷をして訴訟に発展すると、人生が変わってしまうほどのダメージを受けます。訴訟する側も中傷で深く傷つき、誰も得をする人はいません。中傷はやめ、建設的意見を奨励したいと思います。

高級フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」代表 黒坂 岳央