また、ハイテク株も概ね買い戻され、東京エレクトロン(8035)は再び上場来高値を更新しています。

さらに、医薬品株でも虫ケア用品大手のフマキラー(4998)が急騰して年初来高値更新となり、同じく虫ケア用品大手のアース製薬(4985)も上場来高値を更新するまで急騰しました。

その他では、食品株への見直し買いが続く中で、日清食品ホールディングス(2897)が連日で上場来高値を更新したのが目を引きました。なお、ニトリホールディングス(9843)は5日連続で上場来高値を更新しています。

一方、小売り株では百貨店株が下げ止まらず、とりわけ、厳しい業績が判明したJ. フロント リテイリング(3086)が▲5%超安の安値引けで連日の急落となりました。

また、同じ小売り株では、前日のQ1決算発表で厳しい結果(Q1は営業赤字)にもかかわらず、「未定」としていた通期業績予想の増益見通しを開示したしまむら(8227)が、材料出尽くし等で▲5%超安の急落で引けています。

その他では、ゆうちょ銀行(7182)が厳しい収益環境を懸念されて年初来安値を更新したことが目を引きました。

葛西 裕一