代替費用法(スペシャリスト法)(RC-S 法)
様々な家事を、その道の専門家に依頼したと仮定して、その専門家の時給をそれぞれの家事労働に費やした時間を掛け合わせて算出する方法です。こちらの方式で計算をすると、女性の1年間の家事活動の貨幣評価額は154万9千円となっています(2016年)。これを時給換算すると、約1180円になります。ちなみに男性で同じ計算をすると、男性の家事活動の貨幣評価額は33万1千円なので、時給に換算すると約1204円ということになります。
代替費用法(ジェネラリスト法)(RC-G 法)
家事を家事援助サービス(家事代行など)に依頼したと仮定して、その時給を家事労働に費やした時間を掛け合わせて算出する方法。こちらの方式で計算をすると、女性の1年間の家事活動の貨幣評価額は143万1千円となっています。これを時給換算すると、約1090円になります。ちなみに男性で同じ計算をすると、男性の家事活動の貨幣評価額は29万9千円なので、時給に換算すると約1087円ということになります。
“名もなき”家事といえども、日常生活には不可欠なタスク。そして、これだけの価値が認められる労働ということになります。どの方法で計算しても、外で「お給料」としてもらう額と考えると、意外にお高めの時給かも、と感じた人も多いのではないかと思います。