旅行先を近場に変更する

先ほどのJTBの調査では、旅行先に関する調査も行っており、制限緩和後にすぐに行きたい旅行先としては「友人・知人を訪ねる(24.4%)」「自然が多い地域への旅行(19.3%)」「帰省(18.0%)」などが上位に挙げられました。

友人・知人を訪ねることや帰省が旅行かどうかは置いておくとして、調査結果からはあまり遠出せずに、人との接触を抑えながら楽しめる場所に行きたい人が多いことがわかります。

たとえば、元々夏休みに考えていた旅行の計画が、飛行機を利用する3泊4日での旅行だったとするならば、車や電車で行ける場所への1泊2日の旅行に切り替えるというのも、現実的な選択肢になってくるでしょう。

また、旅行の時期が後ろ倒しになると、目的地の変更を余儀なくされるケースも出てきますが、今まで知らなかった近場の面白そうなスポットを探してみる良い機会かもしれません。今までのイメージにとらわれずに、様々なプランを検討してみましょう。

自宅で楽しめる娯楽の充実に力を入れる

一方で、人によっては旅行の代わりに、自宅で娯楽を楽しむ方向に舵を切るという人もいるでしょう。総務省の家計調査によると、2020年3月のゲーム機やゲームソフト等に対する支出は、前年同月と比べて「ゲーム機(165.8%)」「ゲームソフト等(157.0%)」の伸びとなりました。

ニンテンドースイッチや、「あつまれどうぶつの森」「リングフィット アドベンチャー」といった対応ソフト
が軒並み品薄になっていたことからも、思うような外出がままならない中で、自宅での時間を楽しもうと考えた人が多かったことがわかります。

動画配信サービスなどのサブスクリプションも、コロナ禍を背景に利用者数を伸ばしており、家の中での娯楽の選択肢は以前と比べてずいぶん増えてきています。