50歳からの節約ポイント

まずは1カ月、家計簿をつけて費目ごとの合計を出してみると、意外と使っている費目に気がついたりします。さらに2カ月、3カ月と続けていくと、毎月の支出と、年に数回の支出があることがわかります。年に数回の支出も、毎年必ずあるものと、そうではないものがあります。

残高が合わない、何に使ったのかを思い出せないときは、使途不明金で処理し、多少の誤差は気にせず、これだけのお金を使う価値があったのかどうかという視点で数字を眺めてみましょう。無駄遣いを減らすには、次のような方法があります。

予算を立てる

3カ月ほど家計簿をつけ続けていると、各費目のおおよその金額がわかります。それをもとに予算を決め、その範囲内で使うようにします。

食費

1カ月で使っている金額をもとに1週間あたりの予算を決め、その範囲内で納まるよう心がけます。

教養・娯楽費/特別費

1カ月間、1年間の支出の上限を決めておきます。値の張る服、レジャー費を使うときには予算を意識するようにします。家電やパソコンなどは割安な型落ち品などを選んで費用をおさえます。

契約を見直す

継続的な支出を減らせる節約として有効です。

保険料

子どもがいる世帯も、子どもの成長にともない死亡保障の金額を減らせます。ある程度の貯蓄があるなら医療保障も減らせます。多すぎる保障を減らすことで保険料を削減できます。

通信費

プランの見直しや格安スマートフォン(スマホ)の利用で月あたり数千円は安くできる可能性あり。格安スマホは「格安SIM カード」を使うことで料金が安くなる仕組みです。格安SIM カードの会社のサイトでは、現在の通話時間や使用データ量をもとに料金をシミュレーションできるところが多いので、事前に確認をしてどれくらい節約できるのかを調べてみるとよいでしょう。

水道光熱費

電力の自由化で電力会社を自由に選べるようになり、さまざまなプランが用意されています。多くの事業者のサイトでは、家族の人数や生活状況を入力してシミュレーションできるので節約できるかどうかを確認しましょう。

こうして必要な支出には適切な金額を使いつつ、無駄遣いは減らして、メリハリのある家計にしていきます。