また、Aさんは個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)を利用して、老後資金の準備をしています。

というのは、公的年金は支給開始年齢が現状より引き上げられる可能性もあるので不安。それに今は預貯金の利率が低く、かといって投資だと運用益に税金がかかってしまうからだといいます。

一方、iDeCoを利用して掛け金を運用すれば、「掛け金全額が所得控除の対象となる」「運用益が非課税になる」「受け取り時にも控除がある」という3つの面で節税になるというメリットが。また、掛け金は毎月自動引き落しという利便性もあります。

このようにAさんは自動的に貯蓄を増やす仕組みを作って、着実にお金を増やしていました。

カレンダーで毎日の支出管理

医療機関で働くBさんは、カレンダーに毎日の支出をメモしています。毎日、目にするカレンダーに書いておくことで、自然とお金のことを意識するようになるそうです。

たとえば、ある月に冠婚葬祭での臨時出費がかさんだことが目に入れば、その月の残り支出を抑えようとコントロールしやすくなります。また先々出費の予定がある場合もそれを目につくようにしておくと、そこまでに出費を控えておこうという気持ちになるとBさんはいいます。

このように1枚のカレンダーに記録すれば、その月の予算と実際に使ったお金との差額が見えやすくなるので便利ですね。