同調査では、どの年代でも高年収とされる年収1,000万円を超える世帯で、「金融資産を保有していない・保有額100万円未満」と答える世帯が一定数存在することが示されています。つまり、収入が多いことは必ずしも貯蓄額に直結しないというわけです。

※金融資産:預貯金、保険、有価証券、その他金融商品(土地・住宅・貴金属等の実物資産、現金・預貯金で日常的な出し入れや引き落としに備えている部分は除く)

貯蓄上手の人に学ぶ、貯まる額に差が出る仕組み・習慣は?

もし、年収はそこそこあるのに貯蓄額は周りに比べて少ないかも…と感じているのであれば、どうすれば貯蓄体質になれるかを考えてみる必要があるでしょう。貯蓄ができている人はどんなことをしているのか、3人の働く女性に聞いてみました。

自動的にお金が貯まる仕組みを作る

証券会社勤務のAさんは、給料を2つの口座に分けて入金するように設定しています。そして、一つを貯蓄専用の口座として手をつけず、もう一つの口座に入金された分だけで生活を回しています。そうすることで、貯蓄用の口座には自動的にお金が溜まっていく仕組み。

会社によっては給与の振込口座は一つしか設定できないかもしれません。その場合でも、毎月決まった日に給与振込用の口座から貯蓄用の口座に振り替える、といった設定ができる自動振替などのサービスを提供している金融機関も多いので、ぜひ利用してみたいですね。