気になる子供の思春期
小学校中学年になったというYさんのお子さん。Yさん一家は公立中学校への進学を考えているそうですが、義兄の家は当然のように中学受験の準備に入っているそうです。みじめになりたくないため、なるべく義姉と連絡を取らないようにしているそうですが、悪気のない義母があちらの近況を話してくるため嫌でも耳にしてしまうそう。
今のところお子さんは従妹に対し特別な感情は持っていないようですが、たまに「おもちゃがたくさんあって羨ましい」ということは呟くとのこと。
親戚が近くに住んでいたり、交流がある家はどうしても相手の生活が目に入ってしまいます。親の気持ちが伝わり、子供の関係に影響を与えてしまってはと気持ちをひた隠しにしているそうですが、それでも気にせずにはいられないとか。
自分の思いがお子さんの劣等感につながるのではと最近特に悩むYさん。ご主人や実母は「割り切れないなら情報を遮断しては」というそうですが、悪気なく交流を持ってくる義姉と距離を取ることの難しさに頭を悩ませているそうです。
「人は人」。多くの人がその言葉を知りながら簡単に割り切れずにいます。比べること自体不毛といってしまえばそれまでですが、同じコミュニティにい続けなければいけない場合、抜け出すのは簡単ではないとYさんは語ってくれました。
佐渡 六花