子供の持ち物も歴然の差

その後、Yさんと義姉は同時期に妊娠することに。「また同じタイミングだね」と義姉は喜んでメールをくれたそうですが、実は内心複雑だったというYさん。

「付き合っていくうちに徐々に気が付いたのですが、義姉はイベントや雑誌の中のような生活が好きないわゆる『キラキラ女子』。私や夫はまあ人並みの生活ができればいいという考えなので、時折その考え方についていけないというか。妊娠中も『ベビーシャワーとかってどうした?』と聞かれましたが、そんなものは芸能人がやるものなんじゃないの?と思ってしまいました。また、ベビー用品の話をしていても百貨店中心にそろえているようで、我が家とは金銭感覚が全く違うんだとハッキリ気づくきっかけになりました」

赤ちゃんグッズは一時のものなので、高値の品をそろえるつもりのなかったYさんですが、義姉から身近で「良いものを」「安心できるものを」と何度もいわれたことで、赤ちゃんに対し「お金をかけてあげられない申し訳なさ」といったものを感じるようになってしまったそう。

それからというもの、今まで以上に義兄夫婦の持ち物や贈答品が気になるようになったYさん。出産後もお子さんの服はいつも有名ブランドのもので、お下がりなどは縁のない様子。また、義実家へのお中元や父の日・母の日の贈り物などのたび「お義姉さんはきっと高いものを贈っているんだろうな」とモヤモヤするようになってしまったそうです。