相場は乱高下するも底堅い日本株。米のコロナ「第2波」懸念は続く?

【日経平均株価】テクニカル分析 2019年6月14日

直近は円高傾向で、11日のニューヨーク外国為替市場で円相場は1ドル=106円台後半まで円高が進んでいました。これも12日には1ドル=107円30~40銭まで円安が進みました。日本株にとっては追い風になります。

一方、15日にはニューヨーク連銀の6月の製造業景況指数が発表されます。市場予想を下回る内容が出れば、株式相場は売られることになるでしょう。新型コロナウイルスの感染「第2波」についてもまだまだ予断を許さないところです。

200日線でサポートされて下げ止まる

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。10日水曜日までは5日移動平均線に下値をサポートされて順調に伸びていましたが、11日に5日線を割り込むと、12日にもさらに窓を空けて下落しました。終値が5日線を割り込んだのは、ほぼ3週間ぶりです。

今後の展開はどうなるでしょうか。直近のチャートの形から、一見、下目線になる人もいるかもしれませんが、ここからつるべ落としのように下落するかというと、そうは考えられません。

まず、12日の価格が下げ止まったところを見ると、実は200日線があるところでしっかりとサポートされていることがわかります。さらに、25日線までも若干距離があります。

こうした点からも、今後は反発の動きになることが期待できます。上値メドとしては、心理的節目となる23,000円、6月9日の高値(23,185円)となるでしょう。ただし、その先の24,000円付近までは、過去にもみ合いになったところであり、抜けるの時間がかかるかもしれません。

逆に下値のメドを想定するならば、25日線の21,500円、75日線の20,000円あたりになるでしょう。ただ、21,500円前後は過去に売買が積み上がったところであり、すでにここを上抜けていることから下値サポートになることも考えられます。

3月19日から現在まで、急上昇が続いています。利益確定の売りなどで、若干の調整が入るかもしれません。値動きが小さい場合、しばらくは21,500円と23,000円の間でもみ合うこともあり得ます。

下原 一晃

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。
株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。