介護離職の数

次は、同調査より、介護・看護のために過去1年間に前職を離職した人の数の推移をみていきます。

  • 2007年・・・約14万4800人 (男:約2万5600人、女:約11万9000人)
  • 2012年・・・約10万1100人 (男:約1万9900人、女:約8万1200人)
  • 2017年・・・約9万9100人   (男:約2万4000人、女:約7万5100人)

総数はやや減少傾向にあり、2012年から2017年にかけてはほぼ横ばいです。また、女性が占める割合は減少傾向にはありますが、8割前後で推移しています。

介護休暇の取得状況(男女別割合)

最後に「平成 29 年(2017年)度雇用均等基本調査」から、介護休業者の男女別割合の変化をみてみます。

  • 2015年度・・・女性74.0%、男性26.0%
  • 2019年度・・・女性57.1%、男性42.9%

仕事を持ちながら介護をしている女性の割合は上昇している一方で、介護離職の割合は女性の方が高い傾向があります。一方、介護休暇の取得状況の割合は、2015年から2019年の間で男女差がだいぶ縮まっている点に注目したいところです。