働くみんなの介護事情

では、総務省統計局の「就業構造基本調査」から、15歳以上で介護をしている人の有業率についてみてみましょう。

仕事をしている割合(有業率)

2012年

  • 介護をしている人・・・約557万4000人(15歳以上人口の約5%)
  • うち有業者…約291万人(男女別有業率:男性65.3%、女性44.9%)

 
また、調査結果については以下のように言及されています。

  • 介護をしている者のうち,約5割が60歳以上
  • 介護をしている者の有業率は,男女共に介護をしていない者に比べ低い

2017年

  • 介護をしている人…約627 万6000人 (15歳以上人口の約5.7%)
  • うち有業者…約 346万3000人(男女別有業率:男性 65.3%,女性 49.3%)

こちらの調査結果については以下のように言及されています。

  • 2012年と比べると,2017年は介護をしている女性の有業率が「70 歳以上」を除く全ての年齢層で上がっており、特に「40 歳未満」及び「40~49 歳」で、その伸びが大きくなっている。

(参考)
平成24年(2012年)就業構造基本調査」「平成29年(2017年)就業構造基本調査」厚生労働省