コロナショックとリーマンショックは、その発生原因や影響範囲などで大きな違いがあるため、もちろん単純には比較できません。ただ、今年の冬季ボーナスの支給対象期間※は、新型コロナウイルス感染症の影響をフルに受けるため、減少・支給なしの覚悟をしておく必要があるかもしれません。

※賞与支給が年2回の企業の場合、その多くは12月~5月(あるいは11月~4月)の評価対象で6月支給、6月~11月(あるいは5月~10月)の評価対象で12月支給というパターンが一般的です(一部例外あり)。

住宅ローンの返済計画の見直しなどの対策を

住宅ローンの返済にボーナスを見込んでいるが「ボーナスが支給されるかが不安」という場合、早めに返済計画の見直しを行うといいでしょう。今年のボーナスだけでなく、景気が低迷すれば数年間にわたって収入に影響が続く可能性も否定できないからです。

住宅ローンの借り換えをすると月々の返済額を抑えることができ、利息軽減効果も見込めるため、家計に与えるインパクトは大きいと言えます。図表1は借り換えの一例です。

図表1:フラット35の借り換えシミュレーション