相場が急落したら、どうすればよいのか

先述のとおり、COVID-19の感染拡大は、株式市場にも大きな影響を与えました。「コロナショック」とも呼ばれる、3月中旬の株価の急落時には、生きた心地がしなかった、という人も多いのではないでしょうか。実はこのような“非常事態“でも、損失の拡大をおさえるためにできる対策はあるのです。

株取引を行っている人は、資金のポートフォリオを見直し、必要に応じて現金化しておくことも考えましょう。業種によっては、今年の夏は賃金やボーナスがカットされることも予想されます。家賃やローンを支払うのに貯蓄を切り崩す必要があるかもしれません。この夏の家計を予想しながら、投資金額が適切かどうか確認をしておきましょう。

個人型確定拠出年金(iDeCo)つみたてNISAを利用している人は、商品内容の見直しの検討をおすすめします。相場の見通しが不透明だと考えている場合は、iDeCoであれば元本確保型の商品にスイッチする、つみたてNISAであればより安定性の高い商品に乗り換える、といった対応を考えてもよいでしょう。