みんなの「金融資産を選ぶ基準と保有意向」

まず、金融広報中央委員会が2019年に行った「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」の結果をみてみましょう。(調査対象:世帯主が20歳以上で、2人以上の世帯 8000世帯)

金融資産の選択の際に最も重視していること(※)

  • 安全性…41.9%(前回41.8%)
  • 流動性…22.9%(前回25.8%)
  • 収益性…19.0%(前回17.6%)

※各項目の割合は、以下の回答をした人の割合の合計。
安全性:「元本が保証されている」「取扱金融機関が信用できて安全だから」
流動性:「少額でも預け入れや引き出しが自由にできるから」「現金に換えやすいから」
収益性:「利回りがよいから」「将来値上がりが期待できるから」

元本割れを起こす可能性があるが収益性の高い金融商品の保有についての意向

  • そうした商品についても積極的に保有しようと思っている…2.2%(前回2.5%)
  • そうした商品についても一部は保有しようと思っている…17.4%(前回15.6%
  • そうした商品を保有しようとは全く思わない…78.9%(前回80.5%)

「そうした商品についても一部は保有しようと思っている」に着目すると、2016年15.3%、2017年15.4%、2018年15.6%、2019年17.4%と微増を続けています。資産を増やす手段として「投資」も検討している人も増えているのではないでしょうか。