牛丼「すき家」のゼンショーHD、既存店売上高は4月に続き対前年同月比マイナス成長に(2020年5月)

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「すき家」他を運営するゼンショーHD(7550)の、2020年5月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年6月1日に更新された、すき家の2020年5月既存店売上高は、対前年同月比90.8%となりマイナス成長。

内訳は客数91.2%、客単価99.5%で、新型コロナウイルス問題に対する緊急事態宣言の影響から、客数に加え客単価も減少しました。

続きを読む

全店売上高も90.7%であり、既存店・全店ともに同程度のマイナス成長となっています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。

前期の既存店売上高は7月(98.6%)と新型コロナウイルス問題の生じた3月(92.2%)以外は、全ての月でプラス成長を達成。今期は4月88.1%、5月90.8%とマイナス成長が続いていますが、対前年同月比で90%程度は維持しています。

また全店売上高も前期の7月(98.5%)と3月(92.6%)に加え、今期の4月(87.6%)、5月(90.7%)はマイナス成長となり、既存店と同様の推移を見せています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の2019年以降の株価は、2,500円台でいったん天井を付ける傾向にありました。2020年も1月に最高値2,535円を付けた後に下降を開始。3月には世界的な株価下落を受け、1,677円まで下落しました。

その後Wボトムパターンを形成した後に上昇して、5月12日に戻り高値2,354円を付け、現在は2,200-2,300円付近での取引が継続しています。

新型コロナウイルス問題の影響を受け、既存店・全店ともに3月以降対前年同月比でマイナス成長が続いています。ただし5月は4月に比べマイナス幅が減少しました。6月はどの程度の数字の回復が見られるのか、今後注目されます。

ゼンショーホールディングスの過去1年の株価推移

拡大する

参考資料:すき家 月次売上推移 (2021年3月期)

LIMO編集部

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に立ち上げ。その後Longineのサービスは2020年3月に終了となったが、Longine編集部のメンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、証券・金融業務メンバーに業界紙出身の新聞記者などもメンバーに加え、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。