高級志向・健康志向の中食も
家庭外で作られた料理をテイクアウトや宅配などで購入し、家庭内で食べることを「中食」と言いますが、最近では中食の高級志向が目立っています。
たとえば昨年11月、とんかつ専門店「とんかつ新宿さぼてん」では、豚1頭から約2食分しか取れない希少部位「フィレブリアン」を期間限定で販売。また、オリジン弁当でも同時期に肩ロースとサーロインに挟まれた希少部位「豚かぶり」を使った焼肉丼を販売しています。
コロナ禍では、普段はテイクアウト対応をしていないフレンチやイタリアン、お寿司、割烹料理などの名店もテイクアウト対応を始め、自宅でも手のかかった料理を楽しむことができるようになりました。
高級店に行くのは気後れしても、テイクアウトなら敷居が低く感じます。高級でおいしいものを自宅でゆっくり食べるというニーズはこれからも続くのではないでしょうか
また、テイクアウトでもヘルシーなものを食べたいという人のために、動物性の食材を使わないヴィーガンフードのお店が出てきています。ヴィーガンフードと言ってもサラダのようなものだけではなく、大豆ミートを使った料理も提供されます。
テイクアウトといえばハンバーガーやピザなどのカロリーが高いものも多いですが、このようなヘルシーフードを利用すれば健康にも気を使うことができるのが嬉しいですね。
おわりに
テイクアウト・宅配が軽減税率の対象になることや、コロナ禍での外出自粛により、今まで以上に中食が身近になりました。高級店でもテイクアウトを導入するお店が増え、メニューの幅も広がっていることから、こうした食生活が主流になっていくかもしれません。
また、スマホからの事前注文で店頭で並ぶ必要がないモバイルオーダーも普及していきそうです。便利なサービスを利用して、気軽かつお得に中食を楽しみましょう。
【参考資料】「モバイルオーダーに関するアンケート調査」(マイボイスコム株式会社)
LIMO編集部