さらに、小売り株も下げが目立ち、ファミリーマート(8028)が一時▲4%超安の大幅下落となり、セブン&アイ・ホールディングス(3382)、J. フロント リテイリング(3086)、高島屋(8233)なども値を下げました。

その他では、三井物産(8031)や住友商事(8053)など商社株が総じて大幅安となったことが目を引きました。

一方、資金繰り改善のため資産売却が進むソフトバンクグループ(9984)が、傘下にあるソフトバンク(9434)の発行済株式数の5%(譲渡金額は約3,100億円)を売却したことが正式発表され、一時+4%超高まで大幅上昇となりました。

なお、売却されたソフトバンクは▲4%超安の大幅下落で引けています。

また、医薬品株の一角が買われ、第一三共(4568)と小野薬品工業(4528)が取引時間中に年初来高値更新となりましたが、その後は売りに押されて終値は下落しています。

その他では、冴えない値動きが目立ったハイテク株の中で、富士通(6702)が+3%弱高の大幅上昇で孤軍奮闘したことが注目されました。

新興市場(東証マザーズ)では、アンジェス(4563)が続伸となり、FRONTEO(2158)はストップ高まで買われました。一方、メルカリ(4385)は取引時間中に年初来高値更新となりましたが、その後は売りに押されて終値は再び公開価格を下回っています。

葛西 裕一