平時よりもさらに職探しが難しい
そもそも小さな子どもを持つ女性の場合、平時でも就職が難しいところがあります。子育てをする以上、「仕事ができる曜日や時間が限られている」「看病による急な休みが必要」などの条件があるため、初めから業種や職種の選択肢が狭いのです。
3人の子育て中の筆者は現在地方都市に住んでいますが、人材派遣会社の担当者に今の雇用状況を聞いたところ「派遣が更新されないケースも増えていますし、企業が求人を控える動きも出ています」とのこと。
一方で求職者の動向については、「応募は増えていて、普段応募が少ない業種にも殺到しています」といいます。
新型コロナウイルスの危機がある状況では、いつまた休校や登園自粛になるか分かりません。普段以上に就職や仕事を続けること自体が難しい状況です。
地方でもテレワークが加速
一方で、人材派遣会社の方からは「地方の中小企業でもテレワークを試し始めています」という話もありました。新型コロナウイルスで先が見えないのは、企業側も同じこと。テレワークの必要性を感じたり、実際に試す企業は今後ますます増えるでしょう。
企業によっては、完全にテレワークのところもあれば、週1出勤、週半分の出勤など、様々なスタイルが採用されています。こういった動きは、子育て中の人にとっては今後、職業選択の幅が広がるという希望がもてます。