定年前後の60代。老後を前にお金をどのくらい準備できているかというのは、誰にとっても大事なことです。しかし、お金の話は仲の良い友人にも聞きにくいというのが実際。また、家族でも時間をとってじっくり話すということもなかなかできなかったという人も多いでしょう。
今回は、最新の総務省による公開のデータをもとに、60代の世帯がどの程度の貯蓄があるのかについて見ていきます。
また、最後に、定年後の資産運用について、その方法について解説していきます。
最新の「家計調査報告」とは
2020年5月15日に総務省統計局から公開された「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)」。
このデータでは、世代別の貯蓄額やその内訳をみることができます。
貯蓄といっても、預貯金ばかりではありません。
その中身は、生命保険や投資信託や株式なども含まれます。
ここでは、はじめに、預貯金から見ていきましょう。