若い時から運用をスタートした人
運用は若い時からスタートするのがベストです。定年までの運用期間が長いため、複利の効果を最大限、享受することができるからです。
また、若いうちから投資をスタートすることで、投資に関する一連の経験を積むこともできます。
実際、資産を増やされている方は総じて、若い頃から運用やリスク性商品の購入を経験されています。
私のお客様で高級の有料老人ホームにお住まいの女性がおられました。保険をたくさん所有されていたので、理由を聞いてみると、お金が貯まるたびに養老保険や終身保険などに預けていたとのことでした。
株式も保有されていましたが、保有契約の大部分が古くからの保険で占められていました。加入した保険契約は続々と満期を迎え、満期金の一部はホームの入居費用に役立ったそうです。「保険のおかげで入れたようなものよ」と、笑いながらおっしゃっていたのを、今でもよく覚えています。
現在では、昔のように10年で倍になるような高い積立利率の保険商品はありませんが、ドル建ての商品は円建て商品と比べれば比較的高い利率で運用されています。もっとも、為替リスクがあるということは認識しなければなりません。
しかし、若いうちから投資を始めておけば、定年を迎える頃には、資産が数倍になる可能性もあるのです。