収入が減る可能性があるからまだ妊娠したくない

まだ子どものいないパートタイマーのBさんは、昨年から自然妊娠を目指して妊活中。しかし、今回のコロナ禍によって現在は今すぐの妊娠には躊躇していると言います。

それは旦那さんの仕事が観光業のため、今後の生活がどうなるかわからないから。「なんとか会社は持ちこたえているけど、もしかしたら転職しなくてはいけなくなるかも。私は今のパートを始めたばかりだから産休育休もないし、妊娠と夫の無職時期が重なったらと思うと怖い」と語りました。

観光業のみならず、飲食や文化芸術分野、さらにはどの業界であろうと中小企業においては緊急事態宣言によってかなりの打撃を受け、給与やボーナスをカットする動きも珍しくありません。コロナの影響で収入が減ることで、妊活に踏み切れない人は少なくないのではないでしょうか。

引き続きの在宅勤務、外出自粛生活になるから今妊娠しても不安はない

一方、コロナの影響があっても妊娠を希望する人もいます。会社員のCさんは、今回のコロナ禍で完全在宅勤務に切り替わりました。旦那さんはフリーランスで以前から在宅勤務です。

会社の動きは早くから柔軟で、緊急事態宣言が出る前から妊娠をしている社員は一足先に通勤しなくていい状態になっていたそうです。会社は緊急事態宣言が解除された後も、テレワークを積極的に取り入れていくことをすでに社員に発表しているのだとか。