通常時もベッドの使用率は8割前後

病院の平均病床利用率は、厚生労働省の調査では80%前後で推移しています(※1)。

同調査の表では、感染症病床の利用率が少ないです。これは指定感染症や新型感染症を対象としているためです。普段は一般病床としてインフルエンザや肺炎患者などを入院させているため、COVID-19を扱っている病棟も病床利用率は80%程度と考えて良いでしょう。

(出典:「平成30年病院報告」厚生労働省)

20%も空きがあるじゃないか。という声も聞こえてきそうですが、この20%に救急患者用として空けているベッドも含まれています。

つまり、病床利用率が100%になってしまうと、救急患者を受け入れられない状況が起きます。事実、COVID-19患者を受け入れている病院では、救急患者の受け入れを止めている病院もあります。