一方、どうしても育休が取得できない場合は、朝や週末などに「パパと子どもが関わる時間」を確保するという手段もあります。その結果、子どもが「パパ大好きっ子」になっていくケースも。そういった家庭では、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

「夫は毎日、出勤前に1時間ほど娘の遊び相手をしています。私はその間に家事を済ませられるので、いつも大助かり。家事がスムーズにできない…というストレスもありません」

「夫は基本的に、子どもに対して怒りません。その一方、私はついネチネチ言ってしまうタイプ。子どもにとってのパパは、『安心できる居場所』のような役割を果たしているようです」

「夫は仕事で忙しいため、平日の夜に子どもの状況を伝えています。そして週末には『いま、ピアノの発表会に向けて練習しているんだよね』と、その内容をもとに娘に話しかけている様子。おかげで、娘は『今度、パパにあの曲を演奏してあげる』『パパにこの絵を褒めてもらう』と、習いごとや勉強のモチベーションが高まっているようです」

パパと子どもが触れ合う機会を用意すれば、親子の絆が深まるだけでなく、ママにとってもメリットがあるようです。

おわりに

「育休は誰もが簡単に取得できる」とは言い切れない今だからこそ、パパの育児のかかわり方に工夫をしてみてはどうでしょうか。育休の有無にとらわれず、家庭に合った育児のスタイルを見つけられるといいですね。

LIMO編集部