中学生という多感な時期の子どもを抱えて

我が家には3人の子どもがいます。そのうち2人が中学生です。

長男は中学3年生。部活動を頑張ってきた長男にとっては最後の大きな舞台、そしてその先に繋がる高校進学に向けても真剣に取り組んでいかなくてはならない1年間のスタートになるはずでした。

ですがCDVID-19の影響から、新学年になっても授業も部活動もすべてストップ。たまの分散登校も、「子ども達の状況把握」という名目の短時間登校です。

6月に実施予定だった修学旅行も8月以降に延期となりましたが、延期しても実施は無理なんじゃないか…と、本人も薄々覚悟しているようです。

それでも受験生である以上、自宅学習になるとはいえ、地道に勉強していかなければなりません。本人もその思いはあるようで、コツコツと自宅学習を続けています。ただ、身に入っているか…というと、それは別問題のようで、ただただ「こなしているだけ」という姿勢を感じてしまいます。

現在巷では、「9月入学導入」も囁かれています。この話題、筆者にとっても関心が高く、動向を常に見守っています。というのも、我が家の長男は4月生まれ、次男は3月生まれです。

今までは年子だったのですが、9月入学が実現したら2学年差になるのか?長男は中学3年生をほぼ経験せずに高校1年生になってしまう可能性もあるのか?そうしたら学校選びから受験まで、どうなってしまうのだろう…と、心配事はつきません。

今回の騒動から、ふいに自分の中学時代を思い出していました。

初めての制服に部活動、ドキドキしながら大人になった気分を感じ。夏には、浴衣姿が気恥ずかしながらも初めて親を交えず友人同士でお祭りに訪れ。修学旅行では、先生の存在にドキドキしながら夜更けまでワイワイと語り合いました。友人同士のいざこざもありましたが、それも含めて思い出深く記憶に残っています。

そんな中学生活はたった3年間です。でも、その3年間の中で経験したり出会った出来事は、今も色濃く、中には大人の自分を支えてくれる力強い思い出であったりもします。

親である筆者が思い出す中学時代の思い出と、息子達が過ごしている現在があまりにも違うのです。あらためて、大人になってから過ごす1年間と子ども時代の1年間は、同じ尺度で測ることはできないな…と、感じます。