「猫ドア」から「魚」?

ところ変わって南島のグレイマウス。テイクアウトの定番、フィッシュ・アンド・チップス(魚のフライとフライドポテト)のお店、パーキーズでも、意外なものがソーシャルディスタンスとコンタクトレスサービスを実現するのに役立っています。

それは何と「猫ドア」です。オーナーのレイさんは、規制でお店の中に入って来られないお客さんに、ただフィッシュ・アンド・チップスを「渡す」だけではもの足りないと、猫ドアを使うことを考えつきました。

お客さんは電話などで注文し、受け取るためにお店にやって来ます。その時、猫ドアからひょっこり出てくるのは猫ではありません。アツアツで香ばしい香りのフィッシュ・アンド・チップスなのです。

この猫ドアはお店の脇にある通用口の窓部分に取り付けられています。そのため、レイさんは雨が降ったらお客さんが濡れてしまうと、さらに猫ドアの外側には傘をすえつけました。お客さんが並ぶことを考えて、2mごとに地面に印もつけてあります。

レイさんのこのアイデアにドッキリしたり、思いやりにほっこりしたり。パーキーズでお客さんがテイクアウトできるのは、揚げたてのフィッシュ・アンド・チップスだけではありません。「猫ドア」から「魚」が出てきたというエピソードも一緒に家に持って帰ります。

ネットサービスで医療関係者に感謝

新型コロナウイルス感染の可能性があるにも関わらず、患者の回復に尽力する医療従事者には頭が上がりません。感謝の気持ちと応援を表す「ブルーライトアップ」運動は、世界各地で行われています。

ライトアップで気持ちを表し、応援するのもとてもいいことです。ですが、実際医師や看護師にとてもお世話になった経験があるラウルさんは、奥さんのアリカさんと何か実際に役立つものをと考えました。