「人との距離は2m」でも癒される! 笑顔を広げるニュージーランドのビジネス

写真提供:サイクリスタ・エスプレッソ・バー・アンド・ロースタリー(以下同)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防ぐため、ニュージーランドでは4月末までの約5週間、自主隔離をはじめ、飲食店や企業、学校の閉鎖など、厳しい規制が行われていました。今、それは少し緩やかになっています。

飲食店もテイクアウトできるものの販売のみですが、営業を再開しています(5月10日現在)。しかし「ソーシャルディスタンス」と、「コンタクトレスサービス」の実践は必須です。

要するにお店のスタッフとお客さんの間には2メートルの距離をとらなくてはなりません。支払いや品物の手渡しを両者の間で直接行えないのです。

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なかなか難しい条件ですが、守らないわけにはいきません。収益をあげられるかどうかはもちろん、お店の存続問題にも関わるからです。お店側はどんな風にお客さんとやりとりしているのでしょうか。

コーヒーを運んでくれるのは?

ニュージーランドでは支払いにデビットカードを使用することが浸透しています。なので、現金を渡し、おつりを受け取るということを避けるのはそう難しいことではありません。

しかし、商品自体をお店のスタッフから受け取るのに2メートルの距離を取るのは、投げてもらうわけにもいかないので簡単ではありません。そこで登場したのが、ニュージーランド人持前の創意工夫を凝らしたユニークなアイデアです。

たとえば、北島の町、パーマストンノースにあるカフェ、「サイクリスタ・エスプレッソ・バー・アンド・ロースタリー」では、コーヒーはミニチュアの列車に載せられ、バリスタの手元からお客さんのところまでやって来ます。

列車が、コーヒーカップが入った貨車を引いてやってくる姿はなかなかかわいいもの。大人にも子どもにも大好評というのも、うなずけます。

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1998年よりニュージーランド在住。東京での編集者としての経験を生かし、仲間と各種メディアを扱う会社を創設、編集長を務める。
2002年に独立し、本格的に執筆活動を開始する。ニュージーランド航空やニュージーランド観光局の発行物やウェブサイトを手始めに、現在は国内はもとより他の英語圏の国々における環境、ビジネス、子育て/教育、文化、テクノロジーといった分野について、多岐にわたる媒体に寄稿。海外在住日本人ジャーナリスト集団「Global Press」所属。