手料理を「なんかダサイ」って言われて…

一方、愛媛県在住で婚活歴4年の真山さちえさん(仮名)は、オンラインデートによってそれまでいい関係だった男性と縁が切れてしまったそう。「彼と出会ったのは4ヶ月くらい前。その頃はまだ自粛ムードじゃなかったので、数回食事しました。」

何度かデートを重ねた2人は付き合う寸前に。世間に自粛ムードが漂い始めたのは、次のデートで告白されるかもしれないと思っていた矢先のことでした。「それまでは1~2週間に1回のペースで会っていたけど、自粛ムードになってからは休日に電話をするようになりました。」

最初は声だけで会話を楽しんでいましたが、次第に会いたい気持ちが募り、さちえさんたちは休日にオンラインデートを楽しむように。しかし、愛しい気持ちが募った末のこの選択が破局を招いてしまったのです。

いつもは食事後に電話をしていましたが、ある日、「ZOOM飲み会」に興味を持った彼から「僕らもオンラインで飲み会をしない?」と言われ、さちえさんたちは初めて食事中にオンラインデートをすることに。しかし、さちえさんの食卓を見るなり、彼は「色味がなんかダサイ」とからかってきたのです。

普段から自炊をするさちえさんは、色味よりも栄養や「これを食べたい」という気持ちを重視するタイプ。その日の食卓には大好きな煮物や焼き魚などを並べていました。ところが、その食卓は、彼が思い描く“理想の彼女の食事”とは違っていたよう。オンラインデートを始めた途端、「さちえちゃんは見た目がおしゃれなんだから、色味を考えるとかして食事もおしゃれでいてよ」と、謎の要求をしてきたそう。