さらに、顧客との接点である電話の受発信については、「社用携帯を持っていない」「自宅の固定電話・個人の携帯電話では通常対応が難しい」という回答が見られます。

こうした点はそれぞれの会社の体制にもよるでしょうが、システムが整っていない中で電話業務を自宅で行う難しさがうかがえます。

子供を見ながらの在宅勤務は大変!

また、今回は一斉休校になったことで、妻がやむをえず在宅勤務にスイッチしたケースも少なくないようです。

上記のアンケートでも「家族への配慮が業務に支障になっている」という意見があるなど、子供の面倒を見ながら会社に出社しているのと同じように仕事をするのは難しいことが想像できます。

たとえば、子どもがひっきりなしに話しかけてきたり、オンライン会議中に大声を出すなど、仕事に集中できないこともあるでしょう。

また、日中は子供の世話で思うように仕事がはかどらないとなると、子供が寝ている深夜や早朝に働かざるをえず、オンとオフの線引きができない状態になることも。

さらに、仕事だけではなく、1日3食のご飯づくりをはじめ、幼い子供が退屈しないように遊びを考えたり、小学生なら勉強を教えたりなど、どうしても同時並行しなくてはいけないことはたくさんあります。