「勉強しなさい!」は逆効果
さて、じっと話を聞くことができたとしても、「これをしたら子どもが机に向かうようになる」というような確実な方法を探すのは至難の業です。
ここで、子どものやる気をなくす親のNG行動を、タイプ別にみてみましょう。
頭ごなしに命令する親
自分の子ども時代を振り返ってみましょう。
親に「勉強しなさい」と言われて、素直に勉強したという人はどれだけいるのでしょうか。
むしろ反発して、ますます勉強をしなくなったという人のほうが多いのではないかと思います。
あれこれ指示されると“わざわざ反抗したくなる”生き物、それが人間なのです。
怒りっぽい親
ささいなことでもお子さんに激しく怒ってしまう、という心当たりはありませんか?何をしても、あれこれ注意され続けると、子どもは親の言うなりに行動するようになりがちですが、逆に自発的に何かをするということは少なくなります。
勉強も「言われてやっている」状態であれば、知識として定着しにくい可能性も十分に考えられます。
待てない親
子どもを塾に通わせたり、勉強量や学習方法を変えたりしたときに、すぐに効果がでることを期待してはいないでしょうか?
『学問は積み重ね』ともいわれるように、継続とともに成果が表れてくることもあります。お子さんの伸びしろを信じて、少し長い目で見ることも必要かもしれません。