「おおむね好意的」オンライン学習の感触
まず、株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)が、グループ会社「株式会社葵」 が運営するオンライン学習塾「アオイゼミ」利用者に対して実施した「休校期間の学習実態について」のアンケート調査結果をみてみましょう。
休校期間中は自宅でどのような学習に取り組んでいましたか?
- 学校の宿題…78%
- オンライン授業(アオイゼミ含む)…68%
- 市販の参考書や問題集…48%
- 学習アプリ(英単語暗記、ドリル系)…29%
- 塾の宿題…29%
- その他…2%
今回の休校期間前から「オンライン授業サービス」を利用していましたか?
- はい…48%
- いいえ…51%
自分にとってオンライン授業のメリットは何ですか?
- 自宅で勉強できる…86%
- 自分のペースで勉強できる…71%
- 集中できる…36%
- 値段が安い…26%
- 有名な先生に教えてもらえる…17%
- その他…1%
自分にとってオンライン授業のデメリットは何ですか?
- 質問ができない…37%
- スマホやタブレットなどの通信機器の整備が必要…35%
- 周りの大人の理解が得にくい…25%
- 勉強のペースがわからない…19%
- 集中できない…17%
- その他…6%
学習内容としては、「学校の宿題」が最も多く、次いで「オンライン授業」や「市販の参考書や問題集」と続いています。
“休校中も勉強を続けたい、続けさせたい”と、生徒や保護者がさまざまな学習コンテンツを利用・検討したことが、調査結果よりうかがうことができます。
また、今回初めてオンライン授業を受けたという生徒も半数を占め、この一斉休校をきっかけに、オンライン学習が急速に普及したことがわかります。オンライン授業のメリットとして「自宅で勉強できる」「自分のペースで勉強できる」、デメリットとしては「質問ができない」や「スマホやタブレットなどの通信機器の整備が必要」ということが多く挙げられたとのこと。
なお、「今後もオンライン授業を継続したいか?」の問いに対しては、81%の生徒が継続意向を示しており、おおむね好意的に受け入れられていることがわかります。