その他では、一連の新型コロナウイルス感染による工事進行の遅れからゼネコン株が一斉に売られ、清水建設(1803)、大成建設(1801)、大林組(1802)などが揃って下落したのが目を引きました。

一方、緊急事態宣言の全国拡大により、ファストフードの持ち帰りが一層増加するとの見通しから、筆者もよく利用する吉野家ホールディングス(9861)が+3%超高の大幅上昇となり、松屋フーズホールディングス(9887)やゼンショーホールディングス(7550)など、他の牛丼株も上昇しました。

また、回転寿司株にも見直し買いが入り、くら寿司(2695)、元気寿司(9828)、カッパ・クリエイト(7421)などが揃って大きく値を上げています。

さらに、特定警戒都道府県を中心に全国1,900店舗で店内飲食を終日中止することを発表した日本マクドナルドホールディングス(2702)も、一時下落した後は持ち直して値を上げて引けました。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が急騰して年初来高値を更新し、公開価格(3,000円)への復帰が視野に入ってきました。また、医療バイオ関連株ではアンジェス(4563)と窪田製薬ホールディングス(4596)が年初来高値更新となっています。

葛西 裕一