日本国内における社会的インパクト投資の現状
日本国内で「社会的インパクト投資」を実施している企業や社会的な組織は、残念ながら欧米など他の先進国に比べて多くありません。また、投資金額についてもまだ十分とはいえません。
一方で、度重なる自然災害からの復興や少子高齢化問題などについては日常的に議論がなされており、社会的課題やその解決方法に関心を持つ方々は、こうした環境下で生まれ育った若年層を中心に、年々増加していると考えられます。
また、こういった社会的課題の解決に挑戦するベンチャー企業や、それを応援するベンチャーキャピタルなどの金融機関も増えてきています。
「社会的インパクト投資」、今後の課題
日本国内においても、ひいては世界全体においても、「社会的インパクト投資」の普及にはいくつか課題があります。大きくまとめると以下の5点です。
- 社会的インパクトの世界共通の評価方法の確立
- 投資案件の増加
- 各企業の経営トップによる社会的インパクト創出についての関心および理解の高まりと社内体制の構築
- 各国の政府など公的機関による規制等を通じた後押し
- 「社会的インパクト投資」の好事例の蓄積と共有
「社会的インパクト投資」は、「このまま資本主義を徹底的に追求することがはたして前向きな経済成長を導くのか?」、「健全な社会を構築する投資はいったいどのようなものか?」といった大きな疑問への答えとして誕生しました。
今後の課題は様々ありますが、こうしたコロナショックに見舞われている時だからこそ、あまり内向きに閉じこもり過ぎず、世界的により良い社会となるように、一人ひとりが考え行動していきたいものです。
以上、貸付型クラウドファンディングを通じて投資家の皆様の資産形成と世界の成長をつなぐクラウドクレジットでした。
クラウドクレジット