新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大が収拾のつかないアメリカでは、3月中の銃の販売数は約190万丁。ニューヨーク・タイムズの調べによれば、オバマ前大統領再選とサンディフック小学校乱射事件が起こった直後の2013年1月に次ぐ、過去2番目の売れ行きだということです(※1)。

自らを犠牲に献身的に活躍する医療従事者への感謝の声が高まる一方で、銃器販売店の前で長蛇の列をなして銃を買い求める人々の様子に多くの人が対照的な印象を持ったようです。

この世界的な非常時に、アメリカの銃信者は一体銃に何を期待しているのでしょうか。銃に頼る彼らの背景は複雑なようです。また、今度は都市封鎖に対する抗議デモが相次ぎ、乱射事件が始まるのではないかという懸念の声も高まり始めました。