女性で部長や課長になる人はどのくらいの割合いるのか

lassedesignen/Shutterstock.com

部長や課長といえば、サラリーマンとしては出世の通過点といえるでしょう。また、女性の活躍は目覚ましいですが、まだまだ管理職としての女性は少ないと考えている人も多いのではないでしょうか。今回は労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2019」や厚生労働省「賃金構造基本統計調査」等データを参考に見ていきましょう。

役職者のうち何割が女性か

役職者のうち何割が女性かについて見ていきましょう。ここでは時間の経過とともに女性の比率がどのように上昇してきたかを見るために長目に見ることにしましょう。

続きを読む

課長級

まずは課長級の比率です。

2000年から課長級全体の中の女性比率を示したものです。

2000:4.0%
2001:3.6%
2002:4.5%
2003:4.6%
2004:5.0%
2005:5.1%
2006:5.8%
2007:6.5%
2008:6.6%
2009:7.2%
2010:7.0%
2011:8.1%
2012:7.9%
2013:8.5%
2014:9.2%
2015:9.8%
2016:10.3%
2017:10.9%
2018:11.2%

このようにみると全体のうち1割程度です。一見少ない比率にも見えますが、職場や業種によっては正社員とパート・アルバイト比率が異なります。正社員の女性比率を考えると、1割といえども実態を考えれば、女性の課長級の昇進比率は高いともいえる可能性があります。

続いて部長級について見ていきましょう。

部長級

2000年から部長級全体の中の女性比率を示したものです。

2000:3.2%
2001:1.8%
2002:2.4%
2003:3.1%
2004:2.7%
2005:2.8%
2006:3.7%
2007:4.1%
2008:4.1%
2009:4.9%
2010:4.2%
2011:5.1%
2012:4.9%
2013:5.1%
2014:6.0%
2015:6.2%
2016:6.6%
2017:6.3%
2018:6.6%

部長級になると女性の比率は7%程度です。課長から部長の壁は大きいといえます。

脚注

労働政策研究・研修機構は、平成15年10月に日本労働研究機構と労働研修所(厚生労働省)が統合して設立された、厚生労働省所管の独立行政法人です。

参考資料

青山 諭志

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。Twitter:SatooshiX