外出するにも、赤ちゃんを連れて行ける場所は限られます。ベビーカーが入らない小さなお店や、授乳室がなかったり、おむつ替えができない場所には自然と足が遠のくように。赤ちゃんもグズるので、ゆっくり買物やカフェでランチをするなんて夢のまた夢です。

基本的に外出先はスーパーか児童館や公園になり、自然と外出の回数や時間は減少。気軽に友人に会える回数も減るなど、産前と産後の大きなギャップに驚きました。

結局は「慣れ」の問題だった

当時を思い出すと、結局は「慣れ」の問題だったのだと気付かされます。3人目ともなれば慣れたもので、今の生活のほうが当たり前に変わりましたが、特に1人目の産後は、初めての大きな生活ギャップに慣れるまで大変でした。

それまですべてが自由だったのに、「自由に外出できない」「夜は外出できない」「出かけるまでが大変」「出かけても短時間で帰宅」「出かけても自由気ままに動けない」「気軽に遠出や旅行も行けない」状態。

1人目のときは生後半年くらいまでは児童館にも行かなかったので、「ここ1カ月間、大人と話したのはスーパーやコンビニの店員さんか、宅配便の人だけ」ということも当たり前でした。

当時はすべてに驚き、自分が置かれた環境に慣れることがなかなかできませんでした。平日の昼間には「会社に行ってランチは外食だったな」と思い、金曜日になれば「花金で飲みに行っていたな」と思い、土日になれば「自由に街をぶらぶらしたな」と思い出す日々。