まとめ
シニア世代の方は「スマートフォンをうまく活用している」と感じている人が多い現状だからこそ、このような詐欺には十分気を付けたほうがよいともいえます。また、冒頭で紹介した国民生活センターに寄せられた事例の報告は、30代~50代となりますので、シニア世代だけが気をつけなくてはいけないというわけではありません。
とはいえ、「人と人との接触を避ける」ことが求められている今、スマートフォンは大切なコミュニケーションツール。安全に使うためにも、「私はスマートフォンを使いこなしているから大丈夫」「自分は騙されない」といった思い込みは控え、常に一定の危機感をもちながらスマートフォンと付き合っていくことをおすすめします。
【参考】
独立行政法人「国民生活センター」新型コロナウイルスを口実にした消費者トラブル・速報」
株式会社NTTドコモ「シニアの「ネットトラブル」のリスクを調査」
LIMO編集部
執筆者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。