金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯](令和元年)」によると、20代の年間手取り収入分布は以下の通りとなっています。
収入はない…10.1%
300万円未満…58.7%
300~500万円未満…26.8%
500~750万円未満…3.6%
750~1000万円未満…0.2%
1000~1200万円未満…0.0%
1200万円以上…0.8%
無回答…0.0%
このように年収300万円以下が6割弱となっており、上述の「結婚しても良い」「出産・子育てしようと思える」世帯年収額が400万円〜600万円であることを考えると、共働きでないとなかなか実現できなさそうです。
20代のキャッシュレス派やサブスク利用者はどのくらい?
次に、「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020」から消費行動を見てみましょう。
まず、キャッシュレス決済の利用状況については、「スーパーやコンビニなどでの普段の買い物では現金決済よりキャッシュレス決済のほうが多い」が、20代53.9%、30代60.0%、40代59.6%と、20代が一番利用率が低いという結果でした。
ただし、前回の調査結果と比べると、前回44.1%→今回53.9%と伸び率が高いのが特徴です。
また、20代で「月額・定額制で使い放題のサービス(サブスクリプションサービス)にお金をかけている」という人は32.0%、「月額・定額制で使い放題のサービスにお金をかけている人」の月平均利用額は2,222円で、動画や音楽配信が主な利用目的となっています。