相手からの値踏みに備える

ビジネスをしていると、相手からの値踏みにあうことは少なくありません。

先日、筆者はとあるビジネスマンと商談をしたのですが、相手が自分の長財布をひと目見て「ああ、◯◯を使われているんですね。いいものをお使いですね」と即座に言われてしまいました。長財布はロゴがいくつも入っているような分かりやすいものを使っていませんでしたが、相手がすぐに分かったことに驚きを隠せませんでした。そして「思った以上に、相手はこちらを見ているんだな」ということも感じました。ロゴを隠していても、見る人が見るとすぐに分かってしまうようです。

やたらと背伸びをして、自分の身の丈に合わないものを持つのは滑稽でしかありませんし、そんなことをしても逆に相手から下に見られてしまうだけです。しかし、ある程度ビジネスマンとしての実績があるのに、やたら安物を使うのも「逆の意味で身の丈に合わない」と考えます。

その場合は、「この人、外面はうまくいっているような顔をしながら、実はそうでもないのでは?」など無用な値踏みを招くことになります。ビジネスの態度として、常に謙虚な姿勢であることは相手から反感を買うことを回避するために大変重要ですが、相手からなめられてしまうこともまた、ビジネスメリットがないのです。

このようにブランドバッグを持つことには、ビジネスメリットが存在すると考えます。トータルで思考すると、経済的コスパもそこそこあるので、ビジネスをするうえでブランドバッグを持つということは、意外なほど合理性があると感じています。

高級フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」代表 黒坂 岳央