しかし、都会で暮らしているときには想像もしなかったところに、思わぬ出費がかさむこともあるのです。安易に「田舎は生活費が安く済むだろう」と考えて移住すると、後々生活が苦しくなる可能性もあるので、田舎暮らしの何にお金がかかるのかをしっかり把握しておきましょう。
田舎暮らしでかかるお金その1:自動車
田舎暮らしでは自動車が必須といっても過言ではありません。
田舎は都市部のように公共の交通機関が充実しておらず、冒頭でお伝えしたような「公共バスは1日数本で18時前が最終便」ということもあります。バスがないなら電車を使えば…と思うかもしれませんが、そもそも何十キロも先の町に行かないと駅すらないという場所もあるのです。
タクシーを呼んでも到着までに数十分かかることもあるので、もし夫婦で移住するなら1人1台自動車がないと、生活がかなり不便になります。しかし、1人1台自動車を持つとなると、購入費や税金、車検代、ガソリン代などと費用がかさみます。
田舎暮らしでかかるお金その2:交通費
田舎では公共交通機関の利用者が少ないため、料金が高く設定されていて、ちょっと移動するだけでも往復数千円かかることがあります。
バスの本数が少ない場所では、電車に乗りたい場合には駅までタクシーで行くしかないことも。そうなると、さらにタクシー代がかさむことになります。とにかく「移動」にお金がかかるのです。
田舎暮らしでかかるお金その3:光熱費
都市部では「都市ガス」と「プロパンガス」の選択肢がありますが、田舎ではプロパンガス一択ということも少なくありません。