また、先週末に「アビガン」の原料生産を公表したデンカ(4061)は+20%高に迫る大爆騰で、先週末に続く連日のストップ高で引けました。

直近売り叩かれていた自動車株も買い戻され、終値ベースで日産自動車(7201)が+8%超高、ホンダ(7267)が+7%強高、トヨタ自動車(7203)が+6%超高と急反発しています。

さらに、先週末に約7年4ヶ月ぶりの安値を付けた電通グループ(4324)が急反発し、先週末まで5日続落だったリクルートホールディングス(6098)も大きく買い戻されました。

その他では、政府による緊急事態宣言が確実視される中で、“巣ごもり生活”に関連した銘柄に見直し買いが入り、冷凍食品需要の増大期待からニチレイ(2871)が一時+5%超高へ急騰しました。

また、同じ“巣ごもり生活”関連では、夫婦が一緒に過ごす時間が増加することを背景に、オカモト(5122)が一時+6%高に迫る急騰となり、相模ゴム(5194)も+4%高になるなどコンドーム関連株が再び勢いを取り戻したことが目を引きました。

一方、数少ない値下がり銘柄の中では、ニトリホールディングス(9843)が大幅安となったのが目立ちました。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が6日ぶりに反発し、マクアケ(4479)やブシロード(7803)も大幅高となりました。一方、アンジェス(4563)は大きく値を下げています。

葛西 裕一