ママの努力だけじゃムリ。周囲の理解が不可欠

ルールを貫くにあたり、周囲の理解を得ることも必要です。

夫は日々の子育ての中ですぐに理解し、慣れてくれましたが、たまにしか会わない祖父母や叔父叔母から理解を得るのは難しいものです。幸いなことに、私の周りはルールを理解してくれる人ばかりで、協力する姿勢を見せてくれました。

しかし問題は、“理解しても、慣れるまでには時間がかかる”ということです。

年末年始や帰省シーンで久しぶりに会う親戚。“うっかり”が発生する可能性は十分にあります。自分の親や叔母になら「前に伝えたけど…」と再度念押しすることもできますが、義父母など夫サイドの親戚にはそうも言えず…ハラハラしながら見守る日々です。

過去には、ご飯を食べさせるのを手伝ってくれていた祖母が、「あのお魚食べたい」と言った子どもに自分の箸で食べさせているシーンを目撃してしまい、「手伝ってくれて助かるのに指摘するなんて…」とモヤモヤしたのを覚えています。悪気がないこと、手伝おうとしてくれたことを思えば、“うっかり”を指摘するのもためらわれるのです。

また、友人親子と出かけるときにもルールを貫く難しさを感じます。

カフェでデザートを食べている友人に、子どもが「そのアイスおいしそう!」と言ったときのこと。友人は「おいしいよ! 少し分けてあげるね」と善意からデザートを取り分けてくれようとしました。そのときは「とってもありがたいんだけど、こういうルールにしてて…」とルールのことを説明。