先週末の米国株式相場の下落や新型コロナウイルスの懸念を背景に、寄り付きから大幅安で推移し、新型コロナウイルス感染で入院中だったコメディアンの志村けんさん死去のニュースが流れた前場の半ばには一時▲811円安まで暴落する場面がありました。

志村けんさんの訃報に心より哀悼の意を表して、ご冥福をお祈り申し上げます。

その後、後場に入ると下げ幅を徐々に縮小し、大引けに掛けて急伸して引けています。終わってみれば、先週末比で大幅下落ながら、連日の高値引けとなりました。

なお、配当落ちによる影響が約▲180円強あったと見られるため、実質的な下落幅は▲100円強だったと考えられます。

また、TOPIXも同じような値動きで大幅反落となり、終値で再び1,400ポイントを割り込みました。

東証マザーズ株価指数は大幅反落、売買代金は8日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は5,811万株、売買代金574億円となり、いずれも先週末より減少しました。個人投資家の物色意欲が一向に回復せず、売買代金は8日連続で1,000億円を大きく下回っています。

また、株価指数も大幅反落となり、取引時間中には600ポイント割れ寸前まで下落する場面が見られました。終値では何とか600ポイント台を維持していますが、先行きはなかなか厳しそうです。

ソフトバンクGが一時▲10%超安の暴落、富士フイルムHDは一時+11%高に迫る爆騰

個別銘柄では、乱高下が続くソフトバンクグループ(9984)が一時▲10%超安の暴落となり(終値は▲5%弱安)、東京エレクトロン(8035)が一時▲6%超安、ダイキン工業(6367)が一時▲6%安の急落となりました。