また、権利落ちの影響等から銀行株が軒並み大幅安となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)と三井住友フィナンシャルグループ(8316)が揃って急落し、他の銀行株も軒並み大幅安となっています。

その他では、日立製作所(6501)などハイテク株、トヨタ自動車(7203)など自動車株も大幅安が続出しました。

一方、グループ会社が開発した新型インフルエンザ薬「アビガン」が、コロナウイルス治療薬へ正式承認される期待感(思惑)から富士フイルムホールディングス(4901)が買われ、一時+11%高に迫る爆騰となり、終値も+6%弱高となりました。

また、医薬品株の一角にも見直し買いが入り、中外製薬(4519)が+6%超高の急騰で高値引けとなり、大塚ホールディングス(4578)も大幅上昇となっています。

その他では、消費者による一連の食料品買い溜めなどを背景に、イオン(8267)が急騰して昨年来高値を更新し、ドラッグストアのツルハホールディングス(3391)も連日で昨年来高値更新となったのが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が大幅安になりましたが、全体的に見ると極端に大きな値動きは少なかったようです。

葛西 裕一