大幅続伸。久々に下値を拾うリバウンド局面の到来へ

【東京株式市場】2016年6月20日

株式市場の振り返り-大幅続伸、場中には一時16,000円台を回復する場面も

2016年6月20日(月)の東京株式市場は大幅続伸となりました。日経平均株価は前日比+2.3%の上昇、TOPIXも+2.3%の上昇で引けています。また、新興株式市場の東証マザーズ総合指数は+3.4%上昇となりましたが、新興市場としてはやや力強さに欠ける印象でした。

日経平均株価は、円高一服等により前日比+239円高で寄り付いた後、前場の早い時間帯には一時+435円高まで上昇し、4日ぶりに16,000円台を回復しました。その後は上値がやや重くなり、15,900円~16,000円のレンジで推移し、大引けは+365円高の15,965円で終わっています。終値で16,000円台回復はなりませんでしたが、+2%超上昇したのは5月10日以来となりました。

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東証1部で上昇したのは1,776銘柄、値下がり134銘柄、変わらず49銘柄でした。東証1部の出来高は18億4,484万株、売買代金は1兆9,074億円(概算)となっています。様子見スタンスが強いため薄商いでしたが、一時に比べれば活況は戻りつつあるようです。

セクター動向と主要銘柄の動き-全33業種が上昇、素材系と金融に買い戻しの動き

東証1部の33業種全てが上昇しました。その中でも、鉱業や鉄鋼などの素材系セクター、及び、証券などの金融セクターの上昇が大きかったようです。一方で、輸送用機器や精密機器などの輸出関連業種の上昇は、ほぼ平均並みに止まりました。

個別銘柄では、ファーストリティリング(9983)やソフトバンクグループ(9984)が大幅上昇となり、TDK(6762)などの電子部品株、コマツ(6301)などの機械株全般も値を上げました。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)も堅調だった一方、主力株で下落した銘柄としては、スズキ(7269)、資生堂(4911)などが目立ちました。

本日(6月21日)の注目点-下値を積極的に拾うリバウンド局面だが、英国の国民投票に注視

日本株は明らかにリバウンド局面にあります。出来高がまだ薄いため、このリバウンドが本格的な買い戻しに繋がるかどうかは、まだ判断し難い面がありますが、とりあえず一旦は、下値不安はないと考えていいでしょう。上昇した中でも、依然として年初来安値に近い水準にある優良株は、投資好機と考えられます。

一方で、木曜日(23日、現地時間)には、英国のEU離脱の是非を問う国民投票が実施されるため、イベント型の短期筋投資家が“揺さ振り”を仕掛けてくる可能性もあります。相場の急騰、及び、急落には慌てずに構えたいところです。注目は引き続き、安値に放置されている個別銘柄にフォーカスです。

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。Twitter:SatooshiX