「先生に叱られたとき、その子が『下敷きがうらやましかったけど、うちでは買ってもらえなかったから』と泣いていた…と娘から聞き、何とも言えない思いをしました」とKさん。少し後味が悪い結末となったようです。

子どもが辛そうなら報告を

Kさんのケースのように、「学校に報告すべきか躊躇する」ようなクラスメイトの言動に頭を抱えるママは少なくないようです。

  • やたら高圧的な態度をとる子どもがいて気になる。
  • 娘を含めて3人組だけれど、何かあると娘が1人にされるらしく、悲しいと訴えてきた。
  • 自分の前でわざと別の子とヒソヒソ話を始め、「何話しているの?」と聞くと「内緒」と言われた。
  • テストの点数や持ち物などで「自分のほうがすごい」とマウントを取るクラスメイトがいる。

など…。

もしここに大人が介入して事態が大きくなり、ますます園や学校に子どもの居場所がなくなったらどうしよう。先生にモンペだと思われたらどうしよう…などと考えてしまうと、どうしても子どもの話を聞いて終わりになる…という保護者が多いようです。

確かに話を聞いてあげることは大切ですし、ナイーブな子どもたちが「自分には味方がいる」と思えることは、何よりの力になります。

しかし、ここで忘れてはいけないのが「子ども自身が最終的にどのような解決にもっていきたいか」ということ。そしてそれに対して、適切なアドバイスを与えることではないでしょうか。