というのは、このところ窓をあけて下落し、さらに陰線になるような動きが続いていました。ところが先週はローソク足の実体が短く、上下に長いヒゲが出るような形も見られます。

これは投資家の間に迷いがあるとも言えますし、買いの勢力と売りの勢力が拮抗しているとも言えます。

この勝負の行方を事前に予想するのは難しいところですし、テクニカル的には予想する必要もありません。どちらが勝つかを見極めてから出動すればいいのです。

シナリオとしてはここから再度5日線に上値を抑えられて下落していくパターンと、ここから5日線を回復し、17,000円付近で自律反発に転じるパターンがあります。後者に期待したいところですが、そろそろ下落一服となりもみ合うことも考えられます。

下原 一晃